令和4年度助成先「太白区育児サークル応援隊　たい子さん」

１．事業名

　太白区育児サークル再生事業

２．事業の目的とその背景

　メンバーの入園等によって在籍がなくなった自主育児サークルを、新たに募ったメンバーによって自主運営できるようにすることです。地区ごとに自主育児サークルがあることで、孤立しがちな乳幼児親子の受け皿となり、自主運営の中で苦楽を共にした仲間がその後小学校、中学校と地域で子どもを見守るセーフティーネットになることを目指します。また、主体的に共同体に関わる経験が、その後PTAや町内会などを担うことから、地域の担い手育成も目的とします。

３．事業の内容

　当初は2つのサークル再生を掲げていましたが、7月に八木山地区の休止中のサークルOGのサポートが得られることになり、再生事業に加えました。また、11月に大野田地区のサークルから次年度サークル継続の危機の報告があり、現メンバーと共に再生事業を行いました。結果、4つのサークルの再生を目標とした事業となりました。

４．事業実施にあたっての工夫点とその効果

　活動を定期的に開催すること、ブログやインスタグラムを使って予定の告知や活動報告をして、幼児子育て中の親子が参加しやすいように工夫しました。また、参加した親が自主的に運営できるように、自分たちで考えた企画を活動できるような雰囲気づくりを心掛け、手助けはしても口は出さないように努力しました。

５．全体的所感、修了しての感想など

　たい子さんがサークルリーダー間の情報交換を行うために年2回開催しているリーダーズCaféがあります。5月の第1回開催時は2つのサークルのみでしたが、今回の助成事業のおかげで、年度末2月の開催時では、4つのサークルリーダーが集うことができました。再生したノウハウ等を継続の危機に瀕しているサークルにお伝えしたりと、話し合いの内容が具体的になり、より深い話ができたことは本当にありがたかったです。