令和3年度助成先「一般社団法人アート・インクルージョン」

  • 2022年07月25日

1.事業名

 インクルーシブな居場所づくり事業

2.事業の目的とその背景

 普段アート(表現活動)をしている事業所ならではの、多様性があり障害がある方たちが孤立しないための居場所づくり。

3.事業の内容

2021年5月~2022年3月(月1回開催)
2021年7月(助成事業にてタブレッド端末を購入。より多くの利用者が活用できるようにする)
  タブレッド端末やオンラインを通して繋がりを持てる機会を作る。
  またそれを利用者に貸し出し、体制を整える。
  集まれない時はオンライン配信(ZoomやYoutube)を駆使し、交流を図る。
  オンラインイベントを開催し、その中で展覧会やギャラリートークなども開催する。
  オンライン配信中に、グッズやネット販売に繋がるようなシステムを準備する。
  オンラインイベントを開催しつつ、実際に集まれる週末ギャラリー&カフェを開催する。

4.事業実施にあたっての工夫点とその効果

 感染症対策を徹底し、ワクチン接種が広がるまで通所制限・在宅ワークの体制を強化しました。その中で、昨年度から力を入れてきたZoom・Youtubeを活用した活動では、今回の助成金を活用し購入したiPadが、コロナ禍での活動を手助けをしてくれました。一人一人、使いやすいタブレッドの種類が異なるため、動画視聴やZoomで使用する場合は前年度購入したFire HD、絵を描く場合はiPadと使途を分け、さらに活動の幅が広がりました。利用者の中には新たにスマホを購入した方もいて、在宅ワークで自宅から繋がることができるようになりました。

5.全体的所感、終了しての感想など

 コロナ禍でデジタル化が重要視される中、タブレッドを活用した活動は、通所している利用者にとってなくてはならないものになっています。
 前年度購入したFire HDと今回購入したiPadにより、順番待ちでタブレッドを使用できない等の悩みが解消され、日々活用することで個人の活動意欲の向上にとても役立ちました。タブレッドでの資料検索、好きなアーティストの音楽を流す、タブレッドを使用した創作活動等、様々な活用方法が見られました。また毎日の活動では、朝会~終わりの会までZoomで在宅の利用者と繋がることができたり、オンラインライブでの中継でも活躍しました。モバイルWi-Fiと併用することで、課外活動やイベントでも使用することができ大活躍でした。

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