令和2年度助成先「子育てサポート楽っこ」

  • 2021年07月15日

1.事業名

グレーゾーンを含めた子育て中の親のための、子育て支援事業

 

2.事業の目的とその背景

 立ち上げスタッフ3名は、仙台市内の自閉症に特化した知的障害者更生施設の生活支援員でした。自身の子育てが始まり、児童館などに行く機会が増えると、集団活動になじめないお子さんが目についたこと。幼稚園・小学校と上がるにつれ、特性を持っていることで集団に適応しにくく、親や先生に叱られている子をたくさん見て来たこと。母親は子育てに悩みながらも、障害児にしたくないという思いから発達支援センターに行かないということもあること。仙台市での支援の薄さを感じ、私たちの知識と経験で何か出来ないかとの思いから、団体の立ち上げに至っています。

 目的は、グレーゾーンの方も含め、発達障害のある本人や家族が気軽に相談できる場となり、障害受容を支えること、障害に対する社会への理解や啓蒙活動をしていくこと、孤育ての防止、虐待の防止です。

 

3.事業の内容

・子育て講座(仙台市内の市民センターにて月3回。広瀬・落合・折立・水の森・中山・加茂のいずれか)

・発達障害児者支援マーブル(仙台市内の市民センターにて月3回。広瀬・落合・折立・中山・加茂のいずれか)

・ボランティア活動(児童館、地域の子育てサークルや支援広場、不登校児の親の会)

・出張講座(幼稚園、児童館にて年に数回。今年度はコロナ禍のため無し。)

・個別相談(依頼があった場合。今年度はコロナ禍のため対面では無し。LINEを活用。)

・地域主催の研究会への参加(年に数回。今年度はコロナ禍のため無し。)

・ZoomやLINEを活用したサロンやグループ相談、個別相談。

 

4.事業実施にあたっての工夫点とその効果

 気軽に足を運んで頂くため、これまでは予約不要にしていましたが、今年度はコロナ禍のため、大人も子どもも人数制限をし、お茶の提供を中止しての活動となりました。また、チラシ配布があまりできなかったことで新規参加者は減りましたが、人数が減ったことで、難しい質のお子さんを持つ方が来やすくなったように感じます。参加者さん同士が顔見知りになり、人には話し辛い悩みも話しやすくなっていたと感じています。緊急事態宣言下では、お母さんたちの孤立を防ぐためZoomやLINEを活用し、LINEに関しては緊急事態宣言の解除の間も受け付けてきました。参加費などは引き続き安価に設定し、利用しやすくしています。

 他団体との繋がりは今年も大事にしてきました。今年度は市の社会福祉協議会青葉区宮城支部と繋がり、他団体との橋渡しをして頂き、また、来年度から宮城県支部委員会に参加していくことになっています。

 

5.全体的所感、終了しての感想など

 今年度はコロナ禍からのスタートになり、まず何をしたらいいのかの話し合いから始まりました。こんな状況だからこそ、活動をストップするわけにはいかないということで、スタッフの総意でZoomやLINEを使った相談を始めました。顔を見ながら会話のトーンなどの熱量が伝わりやすいZoom、相談内容が視覚的に見て分かりやすいLINEなど、それぞれの良さや人によって向き不向きがあることも分かりました。参加者さんの中には、体調が不安定で参加を予定していても出掛けられない方もいたため、LINE相談は緊急事態宣言が解除されている間も継続しています。この状況だったからこそ、自分たちが何を支援していきたいのか、何が必要か、話し合いができた年だったと思います。

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