令和2年度助成先「石巻ボードゲーム会Playce」

  • 2021年07月15日

1.事業名

若者自立支援「サードプレイスPROJECT」

 

2.事業の目的とその背景

 現在仕事を失ってしまった10~30代の若者たちを対象に、自宅以外の安心できる居場所や就職に向けて準備ができるような学びの場「サードプレイス」(第3の居場所)を作ります。具体的には、当団体のボードゲーム(アナログゲーム)を用いた遊びと学びの融合ツールである「gamification」(ゲーミフィケーション)のノウハウを活用して、若者たちの自己肯定感・思考力・コミュニケーション能力などを醸成していきます。

 

3.事業の内容

  事業は大きく3つの内容で構成されます。

 (1)ボードゲームワークショップ(1回2時間×20回、6月~3月まで隔週土曜日実施)

 5~10名対面式ワークショップ。ボードゲームを用いて自己分析、コミュニケーション訓練、キャリア形成の支援を行います。

 (2)オンラインワークショップ(1回2時間×40回、6月~3月まで毎週水曜日)

 新型コロナウィルスの感染対策も兼ねて、オンラインzoomを使ったボードゲームワークショップを行います。

 (3)アウトリーチワークショップ(1回2時間×月2回、利用者と日程調整)

 外出の難しい若年無業者の方のご家庭に訪問します。

 

4.事業実施にあたっての工夫点とその効果

 ボードゲームを遊びや学びのツール(特にコミュニケーション)として活用し、社会参加への敷居を低く設定してワークショップを行いました。社会参加まではいくつかのステップがありますが、「まずは家から外出する」「人とコミュニケーションをとる」「就職などに必要なスキルを学ぶ」という段階を設定してサポートを行っていきました。工夫した点としては、まずは続けて参加してもらえるように、初めて参加した方には心地よく過ごしてもらえるように楽しい雰囲気や場を作ることに気を配りました。また、信頼関係を築いた上で、今の生活の状況や悩みを聞いたり、就職や進学などの相談にのりました。

 

5.全体的所感、終了しての感想など

 今回の事業はちょうどコロナ禍と重なっていたため、イベントを大々的に宣伝することや参加者を集めることが難しかったように感じました。また、感染症対策で少人数に制限したり、アルコール消毒や個人情報管理など様々な労力も発生しました。しかし一方でコロナ禍によってますます外出しなくなってしまったり、不景気で失業してしまう若者も増えていたので、彼ら彼女らの支援を行うことは非常に有意義であったと思います。またワークショップを通して、外出機会や社会参加が増えたり、モチベーションが上がったことにより就職に前向きになった等、多くの変化を見ることができ、事業としての一定の効果があったことを実感しています。

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