令和2年度助成先「一般社団法人プレーワーカーズ」

  • 2021年07月15日

1.事業名

自然遊びを通した子どもの居場所づくり「プレーパークけせんぬま」

 

2.事業の目的とその背景

2017年に実施したアンケートにより、気仙沼市の小学生の約8割が放課後に外で遊んでいないという結果が出ました。復興過程である気仙沼市は、子どもが自由にまちを歩き、自然で遊ぶ体験ができません。また、地域社会との関係が希薄で、家庭や学校で課題を抱えた時に、相談できる相手がいない。という状況も見えてきています。

その課題解決のため、

・学校でも家庭でもない、子どもが本当に安心して過ごせる第三の居場所づくり。

・自然の素材を使って自由に遊びを生み出したり、遊び場に来る子ども同士や地域住民とコミュニケーションを取ったり、子ども自身が生きる力を育める場づくり。

を目的をした事業を実施しました。

 

3.事業の内容

 ■実施内容:土曜日・日曜日 10時~18時、「プレーパークけせんぬま」を開催。

  ・ノコギリやトンカチ等を自由に使える工作コーナー

  ・水遊び、泥遊び、ドラム缶風呂の出来る、水コーナー

  ・料理や団らんできる焚火コーナーなど。

 子ども自身「何をして過ごすか」を自己決定でき、自由に過ごすことができます。また、スタッフは日々の関わりの中で子どもSOSをキャッチし、必要であれば関係機関へ繋ぐセーフティーネットとなります。

 ■実施体制:プレイワーカー(専門の現場スタッフ)1名

       住民のボランティア1~2名

 ■参加対象:何歳でも無料で参加可能です。

 

4.事業実施にあたっての工夫点とその効果

子どもの遊び環境の問題を周知し、賛同する方を増やすため、ボランティアの受け入れを行いました。子どもと遊ぶ、遊び場の掃除や焚き火の番、工作用の木材を持ってくるなど、それぞれの参加の仕方で子どもを見守ってくださいました。ある時「あの子は以前よりも笑うようになったね」とボランティアさんから声をかけられ、我が子でもなくても心配し、あたたかく見守ってくださっていることを感じました。子どもたちは親でも先生でもない大人と出会うことで、多様な考え方に触れることができました。以前は同年代1~2人で遊ぶ子どもが多かったのですが、年齢の壁を超えて未就学児から高学年まで集団で遊ぶ事が増えたように見受けられます。

 

5.全体的所感、終了しての感想など

 新型コロナウィルスの影響で、配慮する事の多い年だったと思います。子どもなりに日々のニュースで状況を理解して過ごしているようで、小さなストレスが重なっているようでした。子どもの様子は、遊びに来た直後は思いっきり走ったり木を打ちつけたりストレス発散する遊びが目立ちます。それから工作や空想のごっこ遊び等、じっくり取り組む遊びに変化いていきます。遊びの中で心のバランスを子ども自身が取っていることが感じられました。地域の感染者状況や家庭の考え方によって、子どもが遊びたい時に来られないこともあるようですが、子どもの居場所があり続けることが子ども安心に繋がると考えています。

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