令和2年度助成先「一般社団法人アート・インクルージョン」

  • 2021年07月15日

1.事業名

 インクルージブな居場所づくり事業

 

2.事業の目的とその背景

 普段アート(表現活動)を仕事にしている障害者の事業所ならではの各々の特性を生かした居場所づくり事業。長期化するコロナ禍の中、いままでの日常とはかけ離れた生活を送る利用者さん達、不測の事態が起きた時、居場所をより制限されるのは、障害のある方達です。コロナ感染症対策をしながら、安全に開催できるWEB配信を中心に孤立しない居場所づくりを行いました。

 

3.事業の内容

 2020年7月~2021年3月(月1回で開催)

 ①タブレット端末を予算内で購入しコロナ感染症対策で自粛中でも、ネットを通してつながりを持てる機会を作る。またそれを利用者さんに貸出をし、集まれない時は動画によるネット配信による交流をする。

 ②WEBイベント開催・展覧会やその中で、ギャラリートークなども開催。WEB配信中にそのまま、グッズやネット販売につながるようなシステムを準備する。開催するにあたり、休日の利用者さんが楽しめるように、貸し出しのタブレット端末の使い方をレクチャーし、日常の活動中でもカリキュラムで通所者と在宅者をzoomでつながれるように端末に慣れておく。

 ③外部イベント時に配信などで、中継時にもタブレットを活用。

 

4.事業実施にあたっての工夫点とその効果

 感染症対策のため、在宅を余儀なくされた障害のある利用者達、障害の特性からより気を付けなければならない方もおり、通所も週1,2回に規制し、在宅ワークメインの毎日でしたが、タブレットを利用し配信を通し様々な繋がりを持てることができました。利用者もオンライン化に慣れ、この現状の中でも孤立しない活動ができたと思います。ご自身がオンラインを繋ぐことができない方も、家族の協力で繋がる事ができ、一年を通しオンラインに興味をもってくれる利用者さんも増えました。

(貸出レンタル利用4名、自宅と事業所をつなげ活動に参加している利用者10名/登録利用者36名)

 

5.全体的所感、終了しての感想など

 前年度には、2台のタブレットを時間予約制にして活用しましたが、今年度は7台も増やすことができ、それによって、沢山の可能性が広がりました。世の中がオンライン化に移行している今、平均年齢35歳の当事業所も、デジタル世代を中心に通所しています。普段からYoutubeやSNSを盛んに活用し生活している方々は、活動にタブレットを使用することも前向きでした。また体調を崩し退院後すぐに通所できない方、コロナ感染症の不安から通所できない方、県外に転居してしまった講師の先生なども、zoomを通し繋がる事が出来ました。

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