令和元年度助成先「特定非営利活動法人ふうどばんく東北AGAIN」

  • 2020年07月31日

1.事業名

誰もが集える「AGAIN CAFE」の運営 ~フードバンクの新たな取り組み・誰も取り残さない地域社会に向けて~

 

2.事業の目的とその背景

 本事業では、地域の方々が気軽に集まれる多目的な「居場所」を提供し、この「居場所」を利用した住民相互の交流や助け合いを促進することを目的とします。特に小さなお子さんや、その親御さん同士の交流と助け合いを中心とした「子どもにやさしいまちづくり」の実現を目指します。

 よく、生活困窮者は2つの“えん”(ご縁とお金)が無い状況と言われますが、まさに東日本大震災の際も、困窮者支援、障害者支援、ひきこもり支援、高齢者支援、どの分野においても、近くに相談できる人がいるかどうかによって、状況が大きく違ってきました。当団体が誰もが集える場として開放する「AGAIN CAFE」は、“地域の楽しい場”が一番のモットーではありますが、裏の狙いには、孤立化・無縁化を防ぎ、ご飯を食べる場として、気軽にお茶を飲みながら過ごす場として、フリーな空間として誰にでも開放し、顔の見える関係を築くことで、困ったことがある際や悩みがある時に相談に乗り、早期の段階で具体的な支援を行うことにあります。

 

3.事業の内容

●フリースペース「AGAIN CAFE」の開設

2019年5月15日スタート。平日10時~16時開所。誰でも無料で集える場として地域に開放。地域ボランティアや職員が当番制で見守り。

開所日数 来客数 開所日数 来客数
5月 7日間 76名 11月 8日間 226名
6月 12日間 158名 12月 14日間 508名
7月 17日間 234名 1月 11日間 326名
8月 10日間 140名 2月 13日間 302名
9月 13日間 150名 3月 11日間 280名
10月 15日間 251名      

 

子ども食堂(JINA食堂-みんなあがいん-)は毎月1回開催、地域イベントみんなのマルシェは年2~3回開催、他映画上映会など随時イベント開催。

●子ども食堂やマルシェなどのイベント実施

●軽飲食の提供

●手作り作家の委託販売ブース設置

●ワークショップ、習い事などの場所貸し

●生活困窮の方や悩みを抱えている方からの相談受付や各種支援団体との連携

 

4.事業実施にあたっての工夫点とその効果

 AGAIN(あがいん)の名前は「誰でもこの場所へおあがりください」「食べ物をお召し上がりください」という2つの言葉の意味を持つ名前です。名前から連想するように、みんなが集まりやすい居場所づくりを目指しました。

・SNSでの子育て世代へのアピール
・地域との連携を強めるよう民生委員の方と協力(年配層向けのパソコン教室、心配な子どもの情報交換)
・防犯委員会の方との連携強化
・地区の回覧板に子ども向けのイベントチラシを配布
・子ども食堂を開く際には近隣の小学校にポスターを貼らせてもらう

 これらの取り組みにより、小学校側から地域の子ども110番スポットとして認定していただき、とても良い連携を生むことができました。様々な世代へのアプローチができました。

 

5.全体的所感、終了しての感想など

 2019年5月から本格的にオープンしたコミュニティスペース「AGAIN CAFE」は、キッズスペースも完備していることから、たくさんの小さなお子さんがいるママ世代に周知され、利用する方が増えました。また子ども食堂やマルシェなどを通し、地域との連携がとれたこともあり、様々な世代の方が出入りしてくれるようになりました。9月からキッチンスペースを改装し、飲食店営業を開催。ランチのみの営業ですが、午前中にワークショップに参加した先生やお客さんがそのままランチを食べて帰ってくれるという、良い流れができました。また、子育て相談に訪れてくる方や、夕方になるとちょっとお茶を飲みに来る年配の方も見受けられるようになりました。良い感じで場が広がりつつあり、今後のコミュニティの広がりが見えそうです。

 

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