平成27年度助成先「NPO法人仙台夜まわりグループ」事業報告

  • 2016年09月01日

 

特定非営利活動法人仙台夜まわりグループ(宮城県仙台市)

「生活弱者のためのアフターフォロー事業」

 1.事業の目的とその背景

ホームレス自律支援における居宅確保支援活動をする中で、せっかく部屋を確保し、適切な施策を提案することができたのに、その後のフォローが十分できなかったため、問題が置き去りにされたり、ギャンブルや酒にのめり込んでしまう事例がありました。特に、高齢者・障碍者・女性たちが、抱える諸問題が原因で周囲との関係をつくれなかったり、孤立してしまうことが多くありました。それらの課題に対応するため、定期的な訪問支援をするスキームを策定・実施し、孤立や孤独死という最悪の事を防ぐべく、アフターフォロー事業を開設し、これまでボランティアベースで担当してきたスタッフにも対価を提供し、責任の伴う業務として実施することを目的としました。夜まわり2

 2.事業の内容

①アフターフォロー業務を平成27年5月1日に開始。対象は、訪問支援を希望している69才以上の高齢者(24名)、手帳交付された障碍者(8名)、女性(6名)の合計38名としました。訪問は、ひとりにつき月1回、安否確認と相談業務を行い(約2時間)、その合計76時間の訪問業務を対価の伴う責任ある業務として実施しました。業務遂行者は、これまで訪問業務経験のあるスタッフとしました。

②アフターフォロー対象者との昼食会(サロン)を隔月で催し、相互の交流の場を設けて、孤立しないような関係づくりに務めました。

③月1回、スタッフ会議を行い、その際に、スタッフの育成を目指し、研修やケースカンファレンスを行いました。

3.事業実施にあたっての工夫点とその効果

①アフターフォロー業務は、17名のスタッフで合計17日間行い、対象者を訪問し安否確認や相談業務にあたりました。訪問の際には弁当を提供したり、また、17日間のアフターフォロー業務以外にも、随時訪問活動を行い安否確認や相談、同行等を行いました。

②サロン活動は、賃貸料が免除の仙台福祉プラザで1回実施。また、多くの対象者が食事会を希望したため、地区ごとに食事会を計16回開催しました。

③スッタフ会議を実施し、研修とカンファレンスを計11回実施しました。

④その他、サロン「男の料理教室」を3回開催。サロン「ギャンブル依存症自助ミーティング」を6回開催。

4.全体的所感、終了しての感想夜まわり1

これまでのノウハウを最大限に活用し、高齢者、障碍者、女性へのアフターフォロー業務を実施することができました。具体例として、訪問時に脳梗塞を起こした高齢女性を発見し救急搬送の結果、重大な後遺症を避けることが出来ました。また、認知症を患って家に帰れなくなっていた対象者を無事保護しました。

サロン活動は主に食事会という形にしましたが、対象者からの要望があり、「男の料理教室」や「依存症者の自助ミーティング」をサロン活動として行いました。

スタッフ会議と研修を積み重ねることで、スタッフのスキルアップを実現することが出来ました。これまでのボランティアベースでの業務を対価の伴うものとした結果、さらに責任感の伴う活動とすることが出来ました。

◆特定非営利活動法人仙台夜まわりグループ

理事長 今井 誠二

〒983-0044 仙台市宮城野区宮千代2-10-12

TEL/FAX : 022-783-3123

mail:yomawari@medialogo.com

http://www.yomawari.net/

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