令和元年度助成先「一般社団法人プレーワーカーズ」

  • 2020年04月10日

1.事業名

自然遊びを通した子どもの居場所づくり「プレーパークけせんぬま」

 

2.事業の目的とその背景

東日本大震災直後から気仙沼の子どもは、復興途中のまちで育っています。工事車両のダンプカーが行き交う道路は危険で、子どもが安全に外で遊べない環境にあります。屋内で育つ子ども達は、地域社会との関係も希薄になり、家庭や学校で課題を抱えた時に、相談できる相手に繋がりにくいという背景があります。そこで、下記の2点を目的に活動を行いました。

・学校でもない家庭でもない、子どもが本当に安心して過ごせる第三の居場所づくり。

・自然の素材を使って自由に遊びを生み出したり、遊び場に来る子ども同士や地域住民とコミュニケーションを取ったり、子ども自身が生きる力を育める場づくり。

 

3.事業の内容

■実施内容:土曜日・日曜日 10時~18時、「プレーパークけせんぬま」を開催。

・ノコギリやトンカチ等を自由に使える工作コーナー

・水遊び、泥遊び、ドラム缶風呂の出来る、水コーナー

・料理や団らんができる焚火コーナーなど。

子ども自身が「何をして過ごすのか」を自己決定でき、自由に過ごすことができます。また、スタッフは日々の関わりの中で子どものSOSをキャッチし、必要であれば関係機関へ繋ぐセーフティーネットとなります。

■実施体制:プレイワーカー(専門の現場スタッフ)1名

               地域住民のボランティア 1~2名

■参加対象:何歳でも無料で参加可能です。

 

4.事業実施にあたっての工夫点とその効果

子どもが安心して「居場所」だと感じるために、スタッフは子どもの「やりたい」気持ちに寄り添い、主体性を大切にして遊びを見守りました。親御さんや地域の方にも協力していただき、我が子以外の子も皆で見守る雰囲気をつくりました。その結果、幼児から小学生まで自然の中で群れて遊ぶ、子どもの居場所がつくられました。時には、学校では行儀の良い子どもが遊びの中では激しく物を壊すなど、学校や家庭では見られない一面を目にすることもありました。「どんな姿も受け入れてもらえる」という安心感があるからこそ見せた姿だと思います。成長過程で湧き出る様々な感情を子どもだけで抱え込まず、吐き出す場になれたことが最大の効果です。

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