平成30年度助成先「仙台に夜間中学をつくり育てる会」

  • 2019年06月04日

1.事業名

仙台自主夜間中学開講と運営

2.事業の目的とその背景

「仙台自主夜間中学」を運営、授業及びその関連事業を行います。

3.事業の内容

今年度も授業は、昼間部と夜間部の二部制で行いました。昼間部は毎月第1、3水曜日 午後1時半~午後4時仙台市市民活動サポートセンターで、夜間部は毎月第1、3水曜日と第2、4金曜日午後6~午後8時30分仙台市生涯学習支援センターで行っています。授業科目は、小・中学校の基礎5教科で「ゆっくり、急がず、丁寧に」をモットーに授業を進めています。講師は、現在10代~70代の40名で元小・中学校、高校教師8割、他現役小学校教師、大学生、高校生、主婦、元会社員、元公務員等です。また、特別授業、行事として仙台七夕づくりの参加、芋煮会、クリスマス会等を行いました。現在学んでいる人はさまざまな境遇の10代~90代の56名です。

4.事業実施にあたっての工夫点とその効果

昼間部を開講していることで、60代以上の女性のほとんどは昼間部に通ってきています。また、ブログを定期的に更新し発信していることで、ひきこもり状態の人がそれに触発されて、最近、若年層の生徒が増えてきているのが大きな効果です。授業は「ゆっくり、急がず、丁寧に」をモットーに進めていて、生徒一人ひとりの習熟が増してきました。その結果、2名が今春仙台夜間中学を修了しました。その中の一人は、不登校中学生でしたが、学力だけでなく異世代の方との交流により社会性も向上し、4月から通信制高校に進学できました。授業開始1時間前に教室を開き、終了後1時間教室を開放していることで、生徒同士の交流や居場所として活用されています。また、芋煮会、クリスマス会等を実施したことで、異世代間の交流も深まったと思います。

5.全体的所感、終了しての感想など

助成金のお陰で授業を計画通り開催できたことは生徒及びスタッフにとって有意義なものでした。とくに生徒の皆さん一人ひとりが自分の思いをかなえようと一生懸命に学んでいる姿は何にも代えられないものです。そして、その状況を発信したことで、最近とみに若い人を中心に学習希望者が増えています。仙台市内及び宮城県内にはまだ多くの学び直しを希望している人がいると思います。今後はそのような学習希望者を一人でも多く掘り起すことが重要な課題であると思っています。学び直すことは新しい人生へチャレンジすることに繋がっています。即ち生きるために必要なことです。そのような大きな取り組みに携わることが出来る喜びと共に責任の重大さを痛感しています。スタッフ一同で多くの方が幸せを求めることのお手伝いをしていきます。

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