平成29年度助成先「フリースペースつなぎ」事業報告

  • 2018年05月17日

フリースペースつなぎ(宮城県気仙沼市)

1.事業名

不登校・引きこもりの子ども・若者の居場所作り

2.事業の目的とその背景

震災以降、気仙沼では不登校やひきこもりの子ども・若者の数は増加しており、そのような子どもや若者が安心して過ごせる居場所作りを目的とする。不登校やひきこもりの経験をもつ子ども・若者は自己否定感が強くなり、否定されない安心感のもてる居場所が家庭以外に地域にあることは重要と考える。また保護者も先の見えない不安感が大きく、不安を軽減するための相談会や不登校やひきこもりの理解を保護者・地域で深めることが必要になる。それぞれの子ども・若者のニーズに応じた活動を行うために、多様な活動・体験を保障できるよう環境を整えていきたい。

3.事業の内容

①フリースペース事業 小中学校クラス 若者クラス それぞれ週3回
②保護者などの対象とする月1回の相談会・懇談感 つながりをもち、互いの悩みを共有しあい、保護者の不安の軽減をはかる。
③講演会・シンポジウムなどの開催 不登校・ひきこもりについての地域への理解をはかる。
④電話相談 家庭訪問 個別への対応をはかり、フリースペースに参加するきっかけをはかる。
⑤若者の就労体験活動 地域の団体・企業と連携し、働く満足感や地域に貢献する喜びを味わい、自立への基礎作りを行う。

4.事業実施にあたっての工夫点とその効果

地域の団体との連携という面で、一般社団法人プレーワーカーズの屋内型居場所「こどまど」を週1回借りることができ、昼食を作って食べる、DVD鑑賞をするなど多様な活動を行うことができた。また4月からの新しい居場所「つなぎハウス」に向けて具体的なイメージをもつことにつながり、楽しみながら活動ができた。また、2月に5周年を迎え、NPO法人東京シューレの奥地圭子さんを迎えて講演会や若者シンポジウムを開催し、地域の多くの方とのつながりができたとともに、子ども・若者の活躍する場を設けることができた。会員数・賛助会員数も増え始め、教育委員会行政との連携が次第にでき始めている。





5.全体的所感、終了しての感想

昨年4月ころには任意団体として、代表の自宅を活用しながらの活動で規制される部分も多かったが、6月から週1回の「こどまど」での活動を経て、多様な活動を展開することができた。講師としてアロマクリーム作りや編み物教室など子ども若者だけでなく、保護者も交えての活動ができ、不眠などの問題を抱えている子どもの場合にリラックス効果があった。昨年秋には居場所が見つかり、そのための話し合いを多く持ち、4月には一般社団へ法人化する運びとなった。6月に改修工事が始まり、夏には週5日の活動ができることになっている。今後も居場所の環境を整え、子ども・若者の安心できる居場所を目指して行きたいと考える。

 

◆フリースペースつなぎ

代表 中村 みちよ

〒988-0183 気仙沼市赤岩泥の木19-1

TEL:090-2360-1075

その他の記事(最新10件)