平成28年度助成先「NPO法人そのつ森」

  • 2017年10月03日

特定非営利活動法人そのつ森(宮城県伊具郡丸森町)

悠悠自適スペースそのつ森

1.事業の目的とその背景

原発事故の影響で人口が減り、高齢化が急速に進んでいる丸森町筆甫地区において、地域住民の居場所づくり、異世代交流のきっかけとして「さをり織り」による生産活動に取り組んできました。地域の中心部にある旧筆甫中学校を再活用して、ささえ合いの場を作りたいを考えNPOを発足しました。ここに人々が集い、活動することで地域が活性化し、絆を深め、地域住民の生きがいや安心を生むことが最終的な目標です。

2.事業の内容

いきいき元気クラブ:月2回講座(延べ215名参加)。さをり織りなどの物作りや体操、室内のゲーム、収穫祭などを楽しみました。さをり織りで作ったホットパットなどを販売しました。

ひっぽウクレレ音楽隊:週1回練習。子ども6人、大人3人のグループ。クリスマス会やコンサートの前座で発表会を開きました。

コンサート:フランスのオペラ座より、ベッセラ・ペロフスカさんのピアノコンサートは8月10日に昼と夜の2回行われ、筆甫地区に住む多くの人たちが聴きに来ました。タイと日本でご活躍の歌手、豊田勇造さんコンサートは10月3日に行われ、仙台や福島からもお客さんがこられました。

3.事業実施にあたっての工夫点とその効果

さをり織りは、ひとりひとりの感性を生かし、身体の不自由な方にも必要以上に指示は出さずに見守り、自由に織っていただいたことで、様々な模様ができてすばらしい仕上がりになりました。小豆をいれたホットパットを、高齢者の皆さんが織ったさをりの布で作ってみたところ大変好評で、予想していた以上の売れ行きでした。ウクレレ隊は、新しく一年生が入ったので歌を中心に行い、クリスマス会ではクリスマスの歌を高齢者と一緒にたくさん歌いました。子どもが少ない地区なので、子どもたちの歌声は高齢者を元気にしてくれます。コンサートはできるだけ筆甫らしいアットホームなものを企画し、子どもたちも一緒に楽しみました。

4.全体的所感、終了しての感想

高齢者のみなさんとの活動は、物作りや体を動かすことで健康を維持され、たくさんの人との交流もできたと思います。さをり織りの作品販売もみなさんの励みになったようです。動ける人が限られている筆甫地区において、続けていくことは大変なことですが、これからも多くの人の助けを借りながら活動を継続していきたいと思います。今後もさをり織りを中心に生産活動を続け、筆甫地区の人々の生きがいや交流の場を提供したいと思います。人口の減少は歯止めがかからず、限界集落は厳しさを増していますが、少人数だからこそ出来ることはまだまだあります。地区外の人々との交流やサポーターの確保は今後も重要になると思います。

 

◆特定非営利活動法人そのつ森

代表 太田茂樹

〒981-2201 伊具郡丸森町筆甫字和田73

TEL:0224-87-6362 FAX:050-3737-3341

mail:soyo@k2.dion.ne.jp

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