平成28年度助成先「NPO法人ほっぷすてっぷ」事業報告

  • 2017年10月03日

ほっぷすてっぷ(宮城県仙台市)

「児童養護施設等退所後の子どもたち並びに親の支援を受けられない子どもたちの居場所作り事業」

1.事業の目的とその背景

児童養護施設等で集団生活を送っていた児童が就職等をして一人暮らしを始めたりすると、最初に感じるのは孤独感です。困ったことがあっても、相談する大人が身近にいない、友達も事情が違ったりして孤独になります。また、コミュニケーションが苦手な子が多く、職場でうまくいかない等で早期に離職してしまう率がとても高いのが現状です。当事者の交流を通じて仲間同士で相談し合える関係作り、また、相談できる大人がいる居場所を提供することで、支援につながりやすい環境を作りたいと考えます。

2.事業の内容

当法人の事務所に隣接する事務所スペースを居場所として借りて、居場所サロン「虹の谷」を設置、開設しました。週3日火曜日木曜日は午後2時から8時まで、土曜日は午前11時から午後5時まで開放し、自由に出入り・利用できるようにしています。平日は、法人事務所に理事長が在室しており、土曜日に理事長が出られないときにはスタッフ(ボランティア)を1名常駐させています。相談にも随時応じており、居場所内あるいは出張して相談をお受けしています。対象としては、15歳~25歳くらいまでの、児童養護施設に入所している、あるいは退所した子どもや、親の支援を受けられない子どもたちですが、あまり対象を絞ることはせずに、震災遺児の方や、親との関係がうまくいかない、親の経済力がない等で悩んでいる子どもたちの相談を受けたりもします。

3.事業実施にあたっての工夫点とその効果

居場所サロンの開設にあたっては、プレスリリースと内覧会を実施し、児童養護施設等には直接ご案内に伺いました。報道関係では、新聞やテレビで取り上げていただき、居場所の紹介をしていただきました。若い世代へ居場所の存在を広報するために、ツイッターとフェイスブックで情報発信を行っています。今年度の利用登録者2名、利用延人数は11名でした。また、相談事業については、相談件数が6件でした。

4.全体的所感、終了しての感想

なかなか利用人数が伸びませんでしたが、まずは居場所があるということ、それを継続しているということを伝え続けることが大切だと考えております。また、開設にあたり、数多くの方から寄付金や物品の提供、またボランティアの申し出をいただきました。社会的な反響はそれなりにあったのかと思いますが、肝心の子どもたちにそらが届くにはもっと工夫が必要だと思いました。今後は、高校にチラシを配布したり、児童養護施設の職員さんや里親さんたちともう少し連携ができるように関係性作りに力を入れたいと考えています。

 

◆NPO法人ほっぷすてっぷ

理事長 森田みさ

〒980-0801 仙台市青葉区木町通1丁目8番10号

TEL:022-399-9427 FAX:022-399-9428

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